新卒時、アパレルメーカーから内定が決まるも、実際に働くイメージができず、入社前研修後に辞退。その後学情の取り組みに惹かれ入社。現在は係長職として、部署の成長を牽引している。

すべては「本音」の関係性づくりから始まる
私は現在、キャリアアドバイザーとして若手求職者と面談し、ご希望に合わせた非公開求人のご紹介をしているほか、初めての就職・転職をされる方には面接対策のレクチャーも行うなど、新たなキャリアを求める方へのさまざまなサポートを行っています。 私たちのミッションは、求職者と企業、どちらもが満足いく、理想的なマッチングを実現させること。そのためには求職者のプロフィールだけでなく、人となりも含めて知る必要があります。だから面談では、その方のキャリア観だけでなく、人生観まで掘り下げてお聞きするようにしています。 そうした、より深いヒアリングをするためには、求職者からの信頼が必須。どんな考えであってもまずは否定をせずに受け入れ、こちらも適度に自己開示をしながら「本音」を語っていただけるような関係性を作り上げていくことが大切です。形式張った情報提供者ではなく、歩みをともにするパートナーとして、いかに認識していただけるかという点は、働くなかで常に意識するようにしていますね。

「求職者のこと、全然分かっていないんじゃない?」
とある著名な日用品メーカーから、紹介事業を通じた採用活動のサポートを任せていただいたときのことです。初めは思うようにいかず、人事担当者からお叱りを受けることもしばしば。なかでも情報提供の際、求職者の良い面ばかりをお伝えしようとするあまり、「本当にそれだけ?求職者のこと、全然分かっていないんじゃない?」と言われたことは、いまでも覚えています。クライアントが本当に欲している情報とは何か。そこまで捉えきれてなかった自分の甘さを、そのとき痛感しました。 求職者と企業、立場は異なりますが、共通しているのは、どちらも「本音」を求めているということ。私たちの存在意義は、相手にとって良いことだけを伝えるのではなく、良いことも悪いことも提示したうえで、埋もれている課題を掘り起こし、最良の改善策を一緒になって考えていくことなんだと気づきましたね。 その後、あらためてサポートに取り組んだ結果、最後は予想以上の成功を収めることができました。しかし結果以上に、そのときかけていただいた担当者からの「ありがとう」という言葉が、いまでも強く心に残っています。

一つのプロジェクトに流れていた理念
もともと私は音楽大学という、企業への就職が一般的ではない環境にいたこともあり、なかなか就活に積極的になれずにいました。「働きたい」という思いは強く持っていたものの、実際にどのようなキャリアを歩めば良いか分かりませんでした。しかしあるときから、私のような悩みを持つ人のキャリアをサポートする仕事であれば、当事者性をもって積極的に働けるのではないかと考えるようになりました。 学情への入社の決め手になったのは、当時、国から受託し取り組んでいた「新卒者就職応援プロジェクト」の存在です。就業経験のない求職者たちと人材を求める企業とをつなげる、新たな就労支援を実行できたのは、当時から既卒や第二新卒へ目を向けていた学情のノウハウがあったからこそ。私にとって学情は、そうした取り組みを通じて、掲げている理念に共感できた初めての企業でした。 今後はその理念を受け継ぎながら、この部署が学情を支える柱になるまでに育てていきたいと思っています。そのためにもいまは目の前の求職者の方に向き合い、信頼の輪を広げていくことで存在感を高めていきたいですね。
ある一日のスケジュールOneday Schedule
- 8:45
出社、メールチェック
- 9:15
部署・チームでの朝礼
- 9:30
選考を受けた方へのヒアリングや推薦資料の作成
- 11:00
求職者へのキャリアカウンセリング
- 12:00
休憩、同僚とランチ
- 13:00
Web面談形式でのカウンセリング
- 16:00
職務経歴書や自己PR文の添削、面接日程の調整
- 19:30
退社